第 25 回 日本統計学会賞 |
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岩崎 学 氏 |
第 16 回 日本統計学会統計活動賞 |
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公的統計ミクロデータコンソーシアム、 統計データ利活用センター(総務省統計局・独法統計センター) |
第 16 回 日本統計学会統計教育賞 |
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渡部 靖司 氏、青森県企画政策部統計分析課 |
第 14 回 日本統計学会研究業績賞 |
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鎌谷 研吾 氏 |
第 34 回 小川研究奨励賞 |
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澤 正憲 氏、中島 上智 氏 |
岩崎学氏は,統計学・データサイエンスに関する研究,教育,社会的活動において幅広く活躍し,数多くの優れた業績を挙げている.研究に関しては,多変量解析,射影追跡などの計算機多用型の統計解析法,mid-P 値やゼロ過剰な確率モデルを含むカウントデータの統計解析法,欠測などの不完全データの統計解析法,統計的因果推論など,実際の統計解析に密接に関わる多くの統計解析手法の方法論を総合的に研究し,かつ,実践してきた.それらの研究成果は,論文や著作物として刊行されたほか,学会等の講演あるいは各種セミナーを通じて公開された.また,岩崎氏は,日本統計学会の会長,理事長を務めたほか,現在統計関連学会理事長を務めるなど,様々な統計関連学会の役員に就任し,長きにわたり統計学の発展・普及に寄与してきた.さらに,厚生労働省等における新薬の承認申請の審査に 20 年以上にわたり携わるなど,多くの社会貢献も特筆される.最近では,横浜市立大学のデータサイエンス学部の創設に携わり,初代学部長に就任し,統計学・データサイエンスに関する研究・教育のさらなる発展に尽力している.このような岩崎氏の統計学・データサイエンスの発展に対 する多面的かつ多大な貢献は,日本統計学会賞にふさわしいものである.